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2016/01/19

「はかた号」 往復乗車記

東京で行われたのんのんびよりのイベントに参加するため、はかた号を往復で利用してきました。
LCCなどとも比較しましたが、なぜ往復はかた号を選んだかなども含めて書きたいと思います。
なお、座席については往復ともビジネスシートを利用しました。



上り / 東 (新宿) 京 行き

始発の博多バスターミナルから乗車します。
博多バスターミナルは昨年12月リニューアルが完了し、出発案内も新しくなりました。



先発の宮崎行きが乗車取り扱いに手間取り、少し遅れての出発となりました。
定刻だと18:50出発となります。


西鉄天神高速バスターミナル(19:17頃)→黒崎インター引野口(20:16頃)→砂津(20:33頃)→小倉駅前と少し遅れを引きずりながら乗車取り扱いをし、車内はほぼ満席となりました。

22:08頃に山口県防府市の佐波川(さばがわ)SAに到着し、就寝前の休憩タイムをとります。
出発は22:25で、これより全てのカーテンを閉じて深夜走行に入ります。


深夜走行を経て翌日、6:52頃に到着した静岡SAで朝の休憩タイムです。



出発は7:10でした。夜間に流れが悪い所があり、約20分遅れとのアナウンスが入りました。


静岡SAを出発してから30分ほど走ると、左手側に富士山が見えてきました。
約20分間、角度を変えながら何度か見ることができます。

上りのはかた号に乗車する際は車両左側(公式側)に乗車することをおすすめします!



新宿駅西口到着は9:22頃でした。遅れは完全に消え、定刻より3分早着となりました。



乗客の下車が終了し車内確認も終了すると、はかた号は新宿の雑踏へと姿を消して行きました。
約15時間の乗車でしたが、別れはあっという間です…




下り / 福 (天神・博多駅) 岡 行き


平成28年春に「バスタ新宿」の開業が予定されているので、この光景もあと少しです。



はかた号の空席状況は△。ビジネスシートは大体半分ほどの乗車でした。
私の後ろの席には人が来なかったので、フルリクライニングできて快適でした(笑)


21:26頃に東名高速東京料金所を通過し、23:08頃に静岡SAに到着しました。



静岡SAは23:25に出発。珍しく、SA出発後にカーテンを閉じていました。
ここで乗務員さんから「三ヶ日JCTで事故渋滞が発生しています」とのアナウンスが…。

しばらく走ると、ついに渋滞にはまってしまいます。
どうも私は下りのはかた号に乗ると事故渋滞に巻き込まれるようで…(;´・ω・)



深夜走行を経て、8:34頃に佐波川SAに到着しました。この時点で約40分遅れとのこと。
ファミリーマートがあるので、バスで食べる朝食も確保できます。
周囲に停車車両がいなかったので、とても撮影しやすかったです。


佐波川SAは8:50に出発しました。


9:51頃、関門橋を渡って九州へ上陸しました。
佐波川SAを出発して以来、晴れたり雨が降ったりと天候が安定しません…



これから先、北九州市内は小倉駅前→砂津→黒崎インター引野口と停車します。

小倉駅前には10:19頃に到着しました。降車予約は小倉駅前しか入っていないということで、確認のアナウンスを入れた上で砂津と黒崎インター引野口は通過となりました。

都市高速の足立ランプから北九州都市高速に入り、そのまま九州道へと向かいます。
天神北ランプで都市高速を下り、西鉄天神高速バスターミナルには11:34頃到着しました。

そして、終点の博多バスターミナルには12:00に到着しました。約40分遅れでした。
佐波川SA出発以降は天神→博多で少し渋滞していた程度だったので、三ヶ日JCTの遅れをそのまま引きずってしまったようです。


なぜか降車ホームではなく甘木営業所行きのりばの24番ホームに到着。妙な組み合わせです(笑)


往復をはかた号で移動しましたが、往復とも乗務員さんは親切丁寧な接客、座席周りの説明や運行状況なども過不足なく説明してくださり、とても快適なはかた号の旅でした。

コンセントとUSBポートが全席にあるので、電源についても心配はありません。
また、アイマスクと350mlのペットボトルの水を1人1つずつ乗務員さんからいただけます。

**********

さて、最後に個人的なちょっとした考察です。
東京へ行くにあたり、もちろんLCCや大手航空会社などとも比較しました。
それでもなぜはかた号往復を選択したのか書きたいと思います。
今回私が重視したポイントは、「なるべく安く」かつ「なるべく長く東京に滞在できる」か否かです。

福岡~東京を移動するにあたり、交通手段として 1.飛行機 2.新幹線 3.高速バス が考えられます。

1.飛行機
LCCの充実や早割運賃の導入で、予め決めておけば手頃な値段で速く移動できます。
しかし、東京からLCCに乗る場合は成田までの移動でかなりのタイムロスが生じますし、搭乗時刻の前々までにチェックインを済ませなければなりません。加えて荷物にも別料金がかかります。
また、予定を立てた段階で大手航空会社の早割運賃も売り切れていたため、見送りました。

2.新幹線
あまりメジャーな手段ではありませんが、新幹線も候補に入ります。
東京からだと「のぞみ59号」が最終です。東京(18:50発)→博多(23:56着)となります。
東京駅に18:50までいることができますが、運賃の面から見送りました。

3.高速バス
この区間の高速バスは、「はかた号」とロイヤルエクスプレスのバスがあります。
西鉄は福岡の企業だけあって、福岡側の利用者が利用しやすいダイヤとなっています。

上りは、博多バスターミナル(18:50発)→新宿駅西口(9:25着)、
下りは、新宿駅西口(21:00発)→博多バスターミナル(11:17着)です。

上下で比べると、上りは福岡発「早」・東京着「早」、下りは東京発「遅」・福岡着「遅」となります。
これが非常に上手な時刻設定で、なるべく早く東京へ着き、なるべく長く東京に滞在できます。

時間は非常にかかりますが、21時ギリギリまで新宿にいることができるのははかた号が唯一です。
(※実際はギリギリの乗車は避け、余裕を持ってバスターミナルへ行くことを強く推奨します)
もちろん某番組でも有名な通り、約15時間の恐ろしく長いバス旅です。人は選ぶかと思います。
ただ、プレミアムシートを選べば快適性はかなり向上します。運賃はそれなりにかかりますが。

また、ビジネスシート限定ですが早割運賃の設定もあり、上りは10,500円・下りは9,500円で移動できました。45日前から発売しますので、気になる方はチェックしてみてください。(日付変動制です)

以上のような理由から、私は帰りの手段としてはかた号を選択しました。


お金に余裕があれば、翌日の飛行機や始発の新幹線を使えばはかた号より早く福岡に着きます。
せわしないこの世の中で、時間をかけたはかた号での旅はむしろ贅沢にも思えてきます。

人それぞれ何を重視するかは変わりますが、この考察が少しでもお役に立てば幸いです。
(ちなみに行きについては、連休が控えていることもありLCCもかなり高く、はかた号となりました。)


関連記事
八木山峠経由 「はかた号」(2号車) 乗車記
今回の乗車記は「普通の」はかた号の旅でしたが、こちらはかなりのレアケースです。
気になる方は併せて読んでいただければと思います。

1 件のコメント:

  1. 来週、はかた号(10月18日東京行き、21日福岡行き)で往復します。初めて利用しますので、休憩地点や時間等とても参考になりました。ありがとうございました。������

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